可能性を発見! 活きる転職を。
仕事探しは、生活基盤に直結しますから、冒険しにくいところではありますが、先入観や偏見を持ちすぎて、「・・・だから、無理」「・・・のスキル、経験が足りないからだめだろう」とトライする前からあきらめていると、いいツキもめぐってきません。物理的に不可能なことは別として、現時点では現実的ではないかもしれないが、この転職をステップにして、と前向きにとらえていただいたほうがチャンスもめぐってきます。
働き方や会社のあり方、会社と従業員の関係性は、時代の流れとともに移り変わっていくものです。突発的なアクシデントで職場を移らざるを得ない状況に置かれることがあるかもしれません。自然災害なども突発的なアクシデントといえるでしょう。備えあれば憂いなしです。この機会に「次の、次」があるとすれば、この転職は、この会社はどうだろうか、と自問しておきたいものです。
企業も働く人も環境に適応しながら、生き抜く努力が必要です。かつて、「中高年」といわれた、40代、50代、60代の人でも、今の時代、見た目年齢、実質年齢は平均で5歳から10歳若返っていると思います。10年前、20年前に、今のような「若い中高年」「美熟女」の登場を想像できたでしょうか。退職金もらってリタイヤできる時代はもう終わったといっていいでしょう。前の世代の人よりも長く働かなきゃだめなんだから、ちょっと節制しておくか、というのもひとつの環境適応だと思います。
長い目でみれば、リタイヤ後のセカンドキャリアも考えておかないといけないでしょうし、晩婚化が進んでいる現状、一般的な定年間近になって、子どもの教育資金や住宅ローンが重くのしかかったりすることもありますから、将来起こりえる、ライフイベントを想定しておく必要もあります。
消去法で仕事を選択していくと、進路がどんどん狭まっていきます。先行きが不安だからこそ「活きる転職」・・・「将来につながる転職」を考えていきたいと思います。
業務レベルで何をしてきたか、も重要なことですが、与えられた環境下で、何を学び、どのような役割を果たしてきたのか、仕事の種類ではなく、どのような質の仕事をしてきたのか、少し掘り下げてお話させていただきますと、可能性が広がっていきます。
仕事や経験の「質感」を職務経歴書上で訴えることができるようになると、ご自身の経歴に自信がもてるようになりますし、今やるべきことが見えてくるようになります。これが、本来の「キャリアのたな卸し」です。
次に、仕事の領域をどのように広げていくのか、リンクする領域へ仕事を横展開していくのか、ひとつの業務を縦に深めていくのか、を考えていきます。このような経験はつぶしがきくから、もう少し取り組んでいこうとか、この分野はちょっと将来性がないから、立ち位置を変えていこうなどとご自身で方向性が見えてくることでしょう。
あくまで、進路を決めるのは、あなたですが、考えたり、整理したりする、きっかけになれば幸いです。
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